【Monkeys!¡】苦境を乗り越える過程で彼ら彼女らは成長していく･･･。笑いと涙で包まれた学園ラブコメ！！~エロゲ感想~

ブランド名	HARUKAZE
販売サイト	FANZA
価格	8,800円
ジャンル	アドベンチャー
対応デバイス	PC

ブランドは「HARUKAZE」さん。発売日は2021年10月29日。
カテゴリーとしては女子校に男が紛れ込むタイプの作品で｢笑って泣ける萌えゲー｣だと感じました！

今作は『ノラと皇女と野良猫ハート』で業界に春風を吹かせたブランドの作品で、
「萌えゲーアワード2021」の【イノベーション賞】を受賞されています！

おめでとうございます！！

実際にプレイすると分かりますが、ADVとして新たな工夫を感じれますが！！
それだけでなくブランドの自力が元々強いこともあり、物語も一級品！

本当に面白い作品でした！
ではプレイした感想をお伝えしてまいります！！

あらすじ

男子校に通うヤンキー主人公・猿吉は、
ジュリアという名で、お嬢様女子校に通うこととなる。

なぜか！　廃校寸前の男子校を、救うためである！

猿吉の通う男子校の隣町には、超・お嬢様女子校『硝子ノ宮女子』がそびえたつ。
この「超・お嬢様女子校」と共学化することが、男子校の唯一の生き残り策だと知った猿吉は、
名家の令嬢・月島カラスの手を借り、仲間たちと過ごした思い出の母校を守るため、
単身、お嬢様女子校に通い、男子のイメージアップに挑む！

果たして女子を知らない猿吉は、お嬢様との交流を通して「女子を理解」できるのだろうか！
また、男子を知らないお嬢様たちは、猿吉との交流を経て「男子を理解」できるのだろうか！

ヤンキーの強みを最大限活用し、ドンドン女子たちの問題を解決していく主人公に、
お嬢様たちは少しずつ恋心を抱く！
一方で、ドンドンお嬢様度が増していく猿吉に、男子たちもハラハラドキドキ！？
お嬢様女子校を舞台に、男女の相互理解を目指すドタバタラブコメディ！

公式HPから引用

【総評】

とても楽しめた作品で、始まって5分掛からず引き込まれる力がこの作品はありました・・・
おかげさまで手が止まらずプレイしてから3日かからず終わらせちゃいましたｗ

記事の頭でも記載しましたが、今作は「萌えゲーアワード2021」【イノベーション賞】を受賞されております。
このイノベーションがプレイヤーの没入感を高めたと私は思います！
実際にインタビューではこのように返答されてます！

今作は主人公にボイスを入れたり漫画のコマでストーリーを進行させたりと、
HARUKAZEとして新しいことに挑戦できた作品です。サウンドやムービーはもちろん、
今作ならではのキャラクターや物語が皆さまのもとに届いていれば幸いです。

萌えゲーアワード2021｢イノベーション賞｣より参照

この工夫が実施にプレイヤーへ届いていたからこそ、このような賞を受賞されたのではないのでしょうか？

それではGOODポイントとBADポイントをそれぞれお伝えしてまいります！

【GOODポイント】

• 特徴的な絵のタッチ
• めっちゃ青春してて憧れるストーリー
• シリアスとギャグの切り替えが最高。物語に引き込まれる､､､
• ムチッと感が強くて沼る
• ちょくちょく挟まる短編話が最高！

・特徴的な絵のタッチ

今作の原画ですが｢cake」先生が担当されています！

可愛い絵をありがとうございます！！

個人的にエロゲとしては珍しいタッチだと思い、新鮮さを覚えましたね～
何だろうな～。男性も好みそうな少女漫画っぽい感じでしょうか？
今作の様な繊細さも感じるイラストは「エロゲではそこまで多くは無いんじゃないかな」と思います！

ですが絵のタッチとは違ってキャラの感情豊かさ・ギャグの疾走感はとても力強く、このギャップに惚れ込んでしまう事でしょう！

・めっちゃ青春してて憧れるストーリー

そしてシナリオがめっちゃ青春ラブコメ！
あらすじを要約すると『ヤンキー男子校の生徒が共学化を目指しお嬢様校の生徒と頑張る』話ですね！

これだけ見ると王道と言うか､､､まぁよくある話かな？と思うかと！！
ですが『共学化の為に女装して紛れ込み、しかも定期的に母校に戻って男とも交流を続けている』まであると結構新感覚で面白かったですね～

羨ましいわぁ～

男子はヤンキー校のメンバーだけあって、馬鹿で脳筋で友情に熱い
女子は嬢様校だけあって、マナー･礼節に五月蠅く保守的で愛情深い

そんな「それぞれの個性を受け入れられるか？」がある種のテーマになっています！

物語自体はかなりのハイテンションでとても明るい！
特に男友達が結構な馬鹿で掛け合いを見れば笑わない人は居ないでしょうｗ
このやり取りは人気漫画の【ぐらんぶる】に近しい物を感じました！

あとヒロイン達を愛情深いと評しましたが、言い方を変えると『めちゃくちゃ重い女』ですｗ
この重い女は【HARUKAZE】さんの得意分野ですｗ

蘇るカニクリームコロッケ､､､

馬鹿な男子と重い女子は超どうでもいい事から喧嘩して、訳分らん所で仲直りする。
この風景を横から見てるだけでADV冥利に尽きるといったもんです！

・シリアスとギャグの切り替えが最高。物語に引き込まれる､､､

そんなハイテンションで笑い続ける物語ですが、いきなりシリアスに落とされます。
しかも前触れなく来ます､､､
この急落具合にかなり心掴まれ、より作品へ没入させられます。

基本的に急落させられるのは個別√に入ってからです。
なので詳しくは書きません､､､ネタバレになりますし､､､

ですがこの感覚は「このアニメは〇話までがしんどいけど、そこまで行ったら止まらなくなるよ！」と同じ感覚です！
【凪あす】みたいなね！
しかも泣けるシーンはしっかりと泣けます！

元々『人の成長を比喩的に描く』ことを得意とするブランドだからこそ、シナリオに込めたメッセージを伝えやすくする演出がとても上手だと感じました！

・ムチッと感が強くて沼る

エロに関しても素晴らしかった！
普通のイベントCGでは分からなかったのですが、脱ぐとすごいです､､､

服の上からは分かりにくいムチッとした肉感がとても煽情的でかなり興奮します！
前項でも書きましたが、元々服装のデザインも相まって繊細で神秘的なイメージを受けます､､､

ですが！
一糸まとわぬ姿になってしまえば神秘性からのギャップで劣情を強め、興奮度合いを高めてくれます！

エッッッッッッロぉ！！

この感動はプレイしないと感じることは難しいでしょう､､､！

・ちょくちょく挟まる短編話が最高！

【HARUKAZE】さんの特徴ですが、アイキャッチと一緒に出てくる小話が出てきます！
それがおもろいんですよね～

今作は『こんな男子・女子は嫌だ』となっていて、内容もこれに沿ったものになってます！
タイトルを見たら「異性あるある」が出るのかなと思いましたが、中身はそこそこぶっ飛んでいてツッコミが滾りますｗ

しかもこのシステムのおかげで章ごとの切り替えがしやすく、物語にスッと没入しやすくなります。

舞台観てる感じ！

これも体感いただきたいです！

【BADポイント】

• 比喩表現が分かりにくく電波感は否めない
• サブヒロインの攻略が出来ない！！

・比喩表現が分かりにくく電波感は否めない

これは各ルートの終盤で感じやすいと思います！
物語自体は単純明快なシナリオになっていますが、キャラやナレーションの表現が分かりにくいです(汗

と言うのも結構文学的な表現が強く理解するのに一苦労します､､､
私自身、理解力があるわけではないのでちょっと時間が掛かっちゃいました､､､！

それでも滅茶苦茶おもしろいですけどね！

この表現も【HARUKAZE】さんの魅力なので変に構えずプレイしていただけるといいと思います！

・サブヒロインの攻略が出来ない！！

これはある種「萌えゲー」の必然なんでしょうか､､､？
めっちゃ魅力的な女性のルートが無いんです(´;ω;｀)

正直、登場人物で一番好みだったので､､､悔しいです！！

Hシーンが無い訳では無いのですが、直接カラミがあったシーンではないので本当に残念でした(泣
本作をプレイする上であまり不満は無かったのですが､､､

こればかりはめっちゃ不満でした！(;_:)

【最後に】

この作品は【HARUKAZE】としてある意味大事な一作だと私は思ってます！
と言うのも前作シリーズの【ノラと皇女と野良猫ハート】がデカすぎたためです､､､

前の作品は萌えゲーアワードで大賞を獲り、shortですがアニメ化もしました。
そんな中での新作ですから、スタッフさん方が感じるプレッシャーやハードルは大きかったと思います､､､

恐らくね？

そんな中、色々な試行錯誤をしてブランドの方向性をしっかり打ち出した今作は、未来のブランドイメージを固めるのに大事な1手だったでしょう！

本記事を書いている段階ではまだ新作は出ておりません。
他の作品をやりながら次の新作発表を待ちたいと思います！

今作を未プレイの方は是非やってみてください！
ここまで読んでいただきありがとうございました！