サークル名 | ニッチの察知 |
販売サイト | DLsite |
価格 | 1,980円 |
ジャンル | アドベンチャー |
対応デバイス | PC |
「イラスト :★★★☆☆」B+
「ストーリー:★★★★☆」A+
「実用性 :★★☆☆☆」C+
「ゲーム性 :★★☆☆☆」C+
エロゲライターの「TaPi」です!
今回は販売前にTwitterでCG画像が流れてきて、一目見たときから気になっていたニッチなジャンルを取り扱った作品!
【性癖討論~Smile Harassment Island~】のレビューです!
最後までご覧ください!
サークルは「ニッチの察知」さん。発売日は2023年4月30日。
Twitterで流れてきたCGで買ったとなるとパケ買いに近いのかもしれないです・・・
ですがその1枚のCGからも今作の異質さがにじみ出ており、心を鷲掴みにされてしまいました!
その後に購入してプレイしたところ、想像を上回る作品で満足感が高かったです!
それではプレイした感想をお伝えしてまいります!!
目次
あらすじ
その学園都市はとある孤島「来福島」に設立され、入学したが最後。
卒業するまで学園から外出を禁じられる。学園の規定は絶対であり、最重要規定として
【”性癖討論”への強制参加】が挙げられる。【性癖討論】は一対一で行われる視聴者参加型のイベントであり、
学園の生徒ならば誰でも開催可能である。【性癖討論】に指名された生徒に参加拒否権はなく、
提示された議題に沿った性癖について語り合わなければならない。より議題を盛り上げたと判断された参加者が勝者となり、
敗者は勝者から【笑顔指導】を受ける義務が生じる──・・・その学園は名を笑ヶ丘学園と呼び、無事卒業できた一部生徒は
軒並み大企業へと就職してゆく超優良校・・・
貧困家庭に属する少女「相生瑠凜花」にとって、
学費免除の推薦入学を蹴る選択肢はなかった。彼女の一つ年下の幼なじみでありながら、
DLsiteより引用
相生が笑ヶ丘学園へ入学すると同時に音信不通になった「茨ミズキ」が
学園内で起こっている凄惨な悲劇に気付くのは、
とある【笑顔指導】の動画が送られてきた時であった。
【総評】
それでは先に結論からお伝えします!
今作ですが、好みはかなり別れるタイプの作品であります・・・
ですが個人的には【かなり神作よりの名作】と思いました!
特に、、、
【ただの陵辱ものでは満足できない人】
【女の子が激しく嬲られるプレイが好きな人】
【シナリオの深みやメッセージ性を求めてる人】
これらに当てはまる方は楽しめる一作でしょう!
この手の作品はファンの人数が少なく、作品数もかなり限られているはずです・・・
プレイ内容もかなり激しくて正直可哀そうに感じることも・・・ね。
それでも輩出されたという事はサークルの意志がかなりはっきりしているという事の裏返しではないかと!
実際にこだわりが深そうなところはいくつも感じれましたし!!
ではそんな作品のGOODポイントとBADポイントをお伝えします!
【GOOGポイント】
- 特殊性癖を掻き立てるCGの構図
- 没入感の高いシナリオ
- 飽きがこないシナリオ構成と会話テンポ感
- 程よい難易度のゲームシステムでボリュームが多く感じる
・特殊性癖を掻き立てるCGの構図
まずはこれです!
私が惹かれたCGも上記の物のように「女の子が縛られた状態で一方的に責められている」画像でかなり劣情を煽ってきます・・・
今作は『笑顔指導』という名目で女の子に(作中では男も食らうそうだが描写無し)拷問をしている為、拘束は絶対です。
そのような身動き一つとれない状態で嬲られる彼女たちはめっちゃ興奮します!(当社比)
めっちゃ可哀そうだけどね(‘ω’)
それを後押ししている多彩な拷問を再現したCGの数々が、今作の異質さを物語りつつ最大の魅力の一つとして大きく貢献していると感じます!
・没入感の高いシナリオ
今作は拷問に至るまでのシナリオも秀逸です!
主人公は天涯孤独でありながら唯一の心の支えである「相生瑠凜花」を追って作中の舞台にやってくる所からシナリオは始まります・・・
そしてサポーターの「鈎エリ」と共に拷問の実行者である生徒会メンバーを一人づつ落としていくわけです!
かなりいい感じの復讐劇!
詳しくは後述しますが、登場人物の心理描写や状況の説明文がかなり詳細かつ伝わりやすい様に書かれており、読んでいて想像力が働いて脳内で映像として再現されてしまいます・・・
それはプレイヤー自身が作品へ没入していることであり気づいたら時間が経ってるなんてことも・・・
本作のシナリオを描かれた「餅々御握」先生もまた天才だと思います!
・飽きがこないシナリオ構成と会話テンポ感
作品に没入していくという事は、シナリオを読んでいても集中力が途切れないという事!
実際に物語を進めていくと感じますが、物語の構成がとても良く飽きが来ません!
同質の作品としては「ダンガンロンパ」に近しいものはあるように思います・・・
元々先が気にあるような世界観ではありますが、それをプレイヤーが受け取るにはテンポ感もかなり大事になります・・・
本作はボイスがないので活字は自分たちで読まないといけませんからね~(*´ω`*)
ですが、登場人物たちは一人一人の個性がしっかりしており、それぞれの会話からは「そのキャラを構成する軸」の様なものをしっかりと感じ取れます!
そんなキャラたちの掛け合いが濃密なバランスで成り立っており、一つの文学作品として評価しても良いと思わせてくれました・・・
・程よい難易度のゲームシステムでボリュームが多く感じる
今作のHシーン(拷問シーン)自体はそこまで多くはありません・・・
ですが独自のゲーム性の結果、体感はもっと長く感じました!
本作タイトルにもある『性癖討論』を構成する『主張議論』パートと『考察収集権』パートの二つがかなりいい味を出してます!
まぁ、これの結果「ADVというよりSLGじゃね?」と思ったのは置いといて
しかも初見プレイでは中々良い難易度をしており、正常な思考を持っていくと「はぁ?なんでぇ?」みたいなことが良くあります・・・
ここからも作者の歪みみたいなものを感じられ、個人的にかなり大満足です!
【BADポイント】
- イラストタッチが離れすぎてる
- ボイスがかなり欲しかった・・・
- 討論中はプレイのテンポが制限される
・イラストタッチが離れすぎてる
これはここまで読んでくださった方も感じたのではないでしょうか?
今作のイラストは8人の先生が担当されている様で、人数は多いかと・・・
しかも上記の画像でもわかる通り、それぞれの先生のイラストタッチはかなり離れており一つの作品内で見るにはどうしても違和感をおぼえてしまいます・・・
【性癖討論】自体が同人ゲーである為、一人の先生ですべてを書くことは難しいかもしれません!
ですが、せめて『絵のタッチが近い人』で担当して欲しかったと感じました!
・ボイスがかなり欲しかった・・・
今作は討論と拷問が作品の軸として存在してます!
そうなると『性癖討論』や『笑顔指導』では必然的に人の黒い所が浮き彫りになってくるものです・・・
だからこそ!
各女の子にボイスが欲しかったと思わずにはいられません!!!
特に感じたのは『討論時にキャラが感情的になるところ』と『拷問時に痛くて叫ぶところ』の2点!
全体的に声は欲しかったですが、特にこの2つのシーンでは残念と思わずにはいられませんでした・・・
本当に欲しかった・・・
・討論中はプレイのテンポが制限される
最後に!
『性癖討論』が始まるとオートで進行されます!
その間はプレイヤーの操作はかなり制限され、離脱はおろか他の作業もしにくくなります・・・
個人的に討論が始まってから腹痛が起きたときは「あ、終わった」って思いました・・・
なのでせめて「一時停止機能」と「2周目以降解禁のスキップ機能」は欲しいかな~と感じました!
【最後に】
以上が【性癖討論~Smile Harassment Island~】でした!
皆さん!いかがでしたか?
かなり激しい作品で人によっては、本記事を読む事自体もつらいと思った方も居るかもしれません・・・
ですがその分、何か足りてない人や鬱憤が溜まってる人なんかにはいいかもしれないですね~
あと基本エロゲをやる人は持ち合わせている常識だと思いますが!
こういったものはフィクションであり現実ではありません!なので作中内の事を本当にやるのは絶対に止めましょう!
マジで電気とか人が死にかねないので・・・
節度を守ってエロゲを楽しみましょうね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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