ブランド名 | light |
販売サイト | Amazon、楽天 |
価格 | 8,800円 |
ジャンル | アドベンチャー |
対応デバイス | PSVita |
「イラスト :★★★★☆」A+
「ストーリー:★★★★★」S+
「BGM(曲) :★★★★☆」A+
「ゲーム性 :★☆☆☆☆」D
ギャルゲライターの「TaPi」です!
今回はノベルゲームでは珍しい近代SFファンタジー作品【シルヴァリオサーガ】の一作目!
【シルヴァリオ・ヴェンデッタ –Verse of Orpeus-】のレビューです!
ブランドは「light」さん。発売日は2016年3月31日。
※発売日は全年齢版のものです。
カテゴリーとしてはゴリゴリの「燃えゲー」です!
このゲームは起動したメニュー画面の時点でシリアスな内容が始まることを予感させる重苦しい雰囲気です・・・
それと同時にワクワク感も一気に押し寄せてくるためプレイし始めたら止まらなくなります!
やるなら金曜の夜にしましょう!マジで止まらないので!
そんな本作をプレイした感想をお伝えしてまいります!!
目次
あらすじ
西暦2578年──その年、世界は崩壊した。
それはやがて訪れる近未来。
化石燃料の枯渇が叫ばれ始めた時代、
各国が数少ない資源を奪い合う中で日本は未知の素粒子“星辰体”の発見に成功する。
一躍エネルギー問題解決へと踏み出すがしかし、
日本の一国台頭を認めない各国は新技術の奪い合いへと乗り出した。
第五次世界大戦の勃発である。開かれる戦火。
公式HPより一部引用
世界全土を巻き込んで激しさを増す争いの中、
人類最大の大戦はやがて予想外の顛末へと突入した。 星辰体を用いた新型の動力炉が暴走──
高位次元への急激な干渉から、大規模な空間震災が発生──
爆心地である日本、ユーラシア大陸の東半分と共に消滅──
そして、第二太陽の誕生により急激な変化を起こした地球環境。
電子回路の死と共に文明の維持は不可能へと陥り、
地球に深い爪痕を残した勝者なき戦争は静かにその幕を閉じるのだった。
【総評】
では先に総評からお伝えします!
今作は青年マンガのような重々しい設定が絡むバトルマンガ好きはすぐに買いましょう!
文句なしの【神よりの神作】であります!!
特に【しっかりと重みのあるストーリーが好きな人】【ダメ主人公が起き上がるストーリーが好きな人】【厨二が抜けてない人】これらの方はすぐにECサイトからポチりましょう!
もうめっちゃおもろいです!!
私は二十代の後半になってきましたが、厨二は抜け切れてない人種です・・・
もう、ぶっ刺さりました!文句なしです!最高です!
そんな大絶賛のGOODポイントとBADポイントをお伝えします!
【GOODポイント】
- 重々しい雰囲気をしっかりと感じれるイラスト
- 厨二心をくすぐる世界観
- 重すぎて何とも言えなくなる主人公とその他登場人物との関係性
- かっこいい戦闘描写&真似したくなる呪文
- 重厚感のあるBGM
・重々しい雰囲気をしっかりと感じれるイラスト
今記事冒頭から「重々しい」と言い続けていますが、それをわかりやすく受け取れるのはイラストだと思います!
そんな原画を担当されているのは「KeG」先生と「夕薙」先生!
作品の世界観とリンクした最高のイラストだと私は感じました!
「影の使い方で表現される悲壮感」や「戦闘中の疾走感」は群を抜いていると思います・・・
上記の画像は作中内で開催された社交パーティーのシーンですが、華やかなシーンでも拭えぬ悲壮感を漂わせてます・・・
まさに厨二心に火をつけるライターです!
・・・考えるな。感じろ。。。
・厨二心をくすぐる世界観
そして世界観・・・
刃物・銃・魔法が絡むバトルに軍隊・暗部・スラム・貴族と厨二心を揺さぶる胸熱設定が満載!
あぁ~ウィダーゼリーを飲みながらダークフレイムマスターと叫んだ過去が思い出される。。。
恥ずかしすぎる!死にたい!(;´д`)
この世界観は少年誌というより青年誌に近く、意外と大人になってからのほうが楽しめる内容になっているのが掌で操られているようで悔しぃ!
あまり書きすぎるとネタバレになっていくので、是非プレイしてこの感動を味わってほしいです!
・重すぎて何とも言えなくなる主人公とその他登場人物との関係性
前述しましたが、今作の主人公は所謂「ダメ主人公」です!
どれくらいダメかというと、妹に養われながら毎晩酒と娼館に入り浸るくらいにはダメ主人公です・・・
ですがその過去は非常に重くプレイヤーは言葉を失うかもしれません。。。
何も言えないよぉ・・・
そしてヒロインも含め「親友・心を癒してくれるお姉さん・何気ない顔見知りの叔父さん」など出てくる人と複雑だが刹那的に絡み合っている運命はそんな主人公を放っておいてくれません!
そんな主人公が歯を食いしばり立ち上がるさまは、現実の社会で藻掻いてるプレイヤーにも勇気を与えてくれることだと思います!
・かっこいい戦闘描写&真似したくなる呪文
続きまして戦闘描写について話していきます・・・
まず敵側は魔法が多く、味方側は魔法も使いますが剣や拳などの印象が強いです!
そんな熱くなる戦闘シーンはADVなので、いわゆる紙芝居と音と演技で表現されます・・・
アニメーションなどはありません!
ですが、これらの様を使い表現される本作は神です。
どのシーンもコントローラーを握る手に汗がにじみ、BGMやSEそして声優さんの演技で想像力を掻き立てます!
骨折したのかな?吹っ飛ばされて壁に打ち付けられたみたいだ。
などプレイヤーの脳みそで保管していくわけです!
こういったプレイヤーが「厨二になる」又は「戻る」わけですね~
呪文がカッコよすぎてwikiで調べました・・・
・重厚感のあるBGM
前項でも書きました曲!
これは本当にやばいです・・・
最初のセレクト画面から曲が流れますが、全体的にオペラを彷彿とさせる声がBGMに入っております。
本当にこれの破壊力がやばい!
この「ゲーㇺの本質を曲だけで理解できる」と言える曲の数々は作曲家がゲームの世界から転生してきたんじゃないかと疑うほどです・・・
そんな所もプレイする方々には感じてもらいたいも思っております!
【BADポイント】
- CS版に当たり改変された設定が・・・
- 厨二ファンタジーテイストが強く苦手な人はいるかも・・・
・CS版に当たり改変された設定が・・・
先に言います。
私はまだPC版をプレイしてません・・・(プレイ後に記事は書きます!
ですが本作をプレイ後に今作のPC版について色々調べました!
その中でメインヒロインの「ヴェンデッタ」に関して大きな設定改変があったようです・・・
内容もCS版・・・つまり全年齢に合わせる状況で必要だったものでした・・・
ですが、この改変はヒロインの葛藤などを一つレベルを下げてしまうものに感じ悔しい気持ちになってしまいました・・・泣
・厨二ファンタジーテイストが強く苦手な人はいるかも・・・
これに関しては「苦手な人は今作買わなくね?」と言われるかもです・・・
ここまで書いた通り、かなり厨二色が強く人によっては冷めてしまう人もいるかもしれません!
刺さる人には絶大な評価を受ける作品ゆえに、刺さらない人には徹底的に刺さらない物であることも理解しておくといいかもしれません!
【最後に】
以上が【シルヴァリオ・ヴェンデッタ –Verse of Orpeus-】でした!
皆さんいかがでしたでしょうか?
私はADVの中で燃えゲーというジャンルは他に比べると数が少ないと思っております。
それはADVよりRPGやアクションゲームのほうが再現しやすいからです・・・
しかし本作はADVで発売されております!
それはADVでないと表現しにくい悲壮感や葛藤が色濃く出ているためだと思います!
つまり作者の伝えたいストーリーが詰まっているのだと感じました・・・
そんな思いを一人でも多くの人に感じてもらいたいと思ってます!
ぜひプレイしてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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